暮らしと神道

神事の紹介

神明祭

興除神社

701-0213 岡山市南区中畦26・27

祭礼日時
1月第3日曜日8時半 
文化財指定
無 

古くから「とんど」又は「とんど祭」と称され、古札・古授与品・正月飾り・古人形(雛人形・五月人形類)・古祠などを奉焼する神事として氏子・崇敬者に広く認知されている神事のこと。以前は1月15日に斎行されていたが、いつしか1月第3土曜日となった。更に地域の学校行事との兼ね合いから、平成30年からは1月第3日曜日(日曜日が5回ある年は1月20日以降の日曜日)に斎行する事となった。予め、古い木製パレットを20枚(底面と四周)ほど氏子地域の業者から無償提供して頂き、神事の2・3日前には総代総出で準備を行う。ほぼ一年分の古札類が集うため、1辺約4メートルの立方体形状の木製囲いが満杯状態となる。この周囲に四方竹とこまえ縄を巡らして紙垂を付け、少し離れた所に接待場所となるテントを組み立て、準備完了となる。当日は、早朝から総代のご婦人方5名程度が集い、更にテント内の設営を施し、ぜんざいの接待準備を完了する。午前8時から、古札前の祭壇にて修祓(古札類・神饌・参列者を祓う)、献饌を行い、次いで宮司のみ拝殿に昇殿、本殿の祭神にとんど祭斎行の旨の祝詞奏上を行う。神前に灯した神火を撤下して、拝殿高拝前に整列している4名の担当総代に神火を頒かつ。担当総代はそれぞれ一度境内の四方に散り、それから古札の四方に集い点火する。とんどの火にあたれば無病息災という信仰があり、大祭時に劣らぬ程の参拝者で賑わう。また、灰が蛇除けになるという信仰もあり、灰を求める氏子・崇敬者もままある。

神事の分類

神明祭 しんめいさい

鬼火焚きや左義長などとも呼ばれ、小正月の火祭りの一種。
神明祭、とんど、どんと、左義長、護摩、など

神事・行事の分類一覧

神事の詳細

祭りの時間帯
  • 午前
祭りの対象
  • 本社(本殿)奉斎の祭神
  • 祖霊・英霊・その他諸々の神霊(慰霊祭・祖霊祭・祖霊社祭・忠魂碑・顕彰碑・供養碑や墓前の祭りなど、大祓・遥拝もこれに含む)
祭祀規程上の区分
  • その他の諸祭(特に規程による区分のされない祭りを含む
祭りの趣旨・由来
  • 正月・迎年の祭り(歳旦祭のほか、ものはじめや年頭に厄魔を祓う祭りなど)
祭りの規模 祭典奉仕の神職数
  • 1名
祭典奉仕の神職
以外の祭員数
  • なし
祭典の参列者数
  • 1名以上10名前後まで
祭礼行事の神職・
祭員以外の所役
神職以外の祭りの奉仕者
  • 総代(全員または代表・有志・選抜者)
神饌・供え物 品目
供え方
芸術・文芸・物品奉納供進等の行事
競技・演武等の行事
芸能
こもり・禁忌・禊祓・神占などについて
ヤマ・屋台・山車・ダ
ンジリ・舟・その他の
工作物(大きな人形な
どを含む)の設置・曳き
回しについて
呼称
形態
神輿(鳳輦を含む)と神輿渡御
行列・社参・参列 形態
一般の参列の可否
  • 一般の方の参列・参加の希望があれば歓迎する
その他の行事・所作
  • 焼却する行事、火を焚く行事(サイトウ・左義長の類を含む)がある(祭りに使用したものの焼却行事を含む)

興除神社の神事一覧

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