暮らしと神道

神事の紹介

おはけ→祷屋祭

正八幡宮

701-4212 瀬戸内市邑久町尻海980

祭礼日時
10月8日13時 
文化財指定
県指定・町指定文化財 

1、祷屋行事 氏子各地区に祷組があり、約10軒を1組としてその中で祷元を順番に決める。祷元のいる組が、本社や各地区の境外末社の清掃や、まつりの世話をする。祷元は本社例祭の10日程前に参拝し、決められた金幣または大榊をお下げ渡しされる。祷元には組内の人があらかじめ大竹を立て、注連縄を作って張り、お床には祭壇を設けお迎えの準備をする。祷家祭及び祷渡しの行事は、各地によって様々であるが、一地区は、来年の祷元と随行二人、昨年の祷元をお客様としてもてなす。神事の後直会に入り、お客様をしっかりもてなす。その後祷渡しの行事に入る。お供えの御神酒を下げ、神饌を中心ん、三宝をはさみ今年と来年の祷元が対面し、昨年の祷元が神職と対面する形で座り三三九度の盃を交わす。この後、御金幣を来年の祷元に渡し行事を終える。昨年の祷もとは見届け役である。また、地区の例祭の後、祷渡しの行事があり、太刀踊りも披露される。または一升瓶にお米を入れ、紙縒りのみくじを御幣で吊り、来年の祷元を決める地区もあると聞く。他の地区は順番制になっている。2、太刀踊り ご神体を宇佐より船でご勧請の際、時化に会い、神職、神人がようやくたどり着いた浜辺で、土地の人たちがお急ぎ用意した半搗き米のご飯とセイゴ、酒で労をねぎらい、若者が船べりをたたいて唄い、木太刀と長刀を持った15歳未満の男女子が踊って一行を慰めたと古老たちの言い伝えがある。この踊り、以前は8曲あったと言うが今はこの一曲だけ残っている。(お供えのご飯は例祭の当日今も残っている大きな木椀に盛ってお供えする)現在牛窓町と岡山県指定無形文化財となっている。唱歌は次の通り伝わっているが、楽式が古法で解し難くまだその解説を照明するものではない。「ヤア花取リニヒヒワンヤノカヲ、ショウシレンヤハアナトンホ、ロイヨナンヲ、トンホ、ホンホ、ロイヨセイセイゴゼ ヤアオクヤマ、ノンヤシャンコヲ、ヤマノンヤツ、ジンヒ、イイヨ、ハンハアナン、ハンハ、オイヨ ヤア1枝ハ、ハンヤシャノミヤゲ、ノンヤマアダアシンヒ、レイヨ、エンエイヘダンハ、オイヨ、ワガタメ。

神事の分類

おはけ おはけ

オハケは神宿となる当屋の目印で、神の降臨を願って催した祭事など。
おはけ、当屋祭、頭屋祭、鎮護祭、御当屋、当人祭り、など

神事・行事の分類一覧

神事の詳細

祭りの時間帯
  • 午後
祭りの対象
  • 本社(本殿)奉斎の祭神
  • 境内神社の祭神
  • 他の神社の祭神
祭祀規程上の区分
  • 例祭
祭りの趣旨・由来
  • 皇運の隆昌と氏子・崇敬者の繁栄を祈念する恒例の祭り
祭りの規模 祭典奉仕の神職数
  • 2~5名
祭典奉仕の神職
以外の祭員数
  • 11名以上
祭典の参列者数
  • 30名前後まで
祭礼行事の神職・
祭員以外の所役
  • 10名以上
神職以外の祭りの奉仕者
  • 神役・頭屋(その他、この類の奉仕者を含む)
  • 幼児・児童(男女問わず)
  • 特定のグループ(例:組、集団、講、神事・神楽・芸能等の保存会、氏子青年会、神輿保存会・同好会、敬神婦人会など)
  • 総代(全員または代表・有志・選抜者)
  • 町内会・自治会の役員
神饌・供え物 品目
  • 特別な飯(特殊な炊き方、調理、盛り方、供え方の飯がある)
  • 漁類(必ず供えられる特定の魚類がある)
供え方
  • 熟饌(必ず調理した神饌が供えられる)
  • 古式の食器や行器があり、あるいは昔ながらの配膳形式がある(百味御謄など)
芸術・文芸・物品奉納供進等の行事
競技・演武等の行事
芸能
  • 神楽(氏子のなかの伝承者・保存会など神職以外の奉仕による神事神楽)
こもり・禁忌・禊祓・神占などについて
ヤマ・屋台・山車・ダ
ンジリ・舟・その他の
工作物(大きな人形な
どを含む)の設置・曳き
回しについて
呼称
形態
神輿(鳳輦を含む)と神輿渡御
  • 御旅所にとぎょがあり、神事・行事がある
行列・社参・参列 形態
  • 武者行列・時代扮装の行列
一般の参列の可否
その他の行事・所作
  • 焼却する行事、火を焚く行事(サイトウ・左義長の類を含む)がある(祭りに使用したものの焼却行事を含む)
  • 物品の授受がある(頭屋渡し行事などで物品の受け渡しがある)
  • 餅まきがある

正八幡宮の神事一覧

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