暮らしと神道

神事の紹介

千度踏恩徳感謝祭

瀧神社

708-1300 勝田郡奈義町滝本1973

祭礼日時
4月第3日曜 瀧神社遥拝所での春祭りの後、「代官塚」に移動 
文化財指定
無 

江戸時代、当地区が天領だったころ、天災(早魃・広度風・洪水)が続き、土地が荒廃し、農民は大層疲弊し困窮していた。その窮状を察した「池田仙九良」「重田又兵衛」代官は、年貢の減免や使役の軽減などを幕府に申し出て民を救済した。文化12年(1715)、当地の庄屋と百姓は2人の代官の名前を刻んだ石碑を建立し、恩徳の碑として感謝の意を後世に残した。また、昔旧暦3月18日に村人総出でその年の豊作を祈って、東の天王社と西の仮社(現在は合祀されて跡がない)、との間を千度行き交う行事があった。榊の葉を一枚ちぎって御神前に供えることにより、お参りの回数を数えた。現在では、瀧神社遥拝所での春祭り神事後、役の行者像(修験道の祖~当地は明治初年まで山岳信仰の霊地で修験者が多くいた)のお祭りされている場所に移動し、そこでは線香を供えて豊作を祈り、仏式の拝礼をする。その後、代官塚に移動して恩徳感謝祭を行う。この祭典では、古式に則り、参列者が榊の葉をちぎってお供えする儀礼がある。

神事の分類

その他

福迎え、牛神祭り、えびす祭り、会陽、雛流し、亥の子、御供、ご膳据、など
上記に分類されない神事

神事・行事の分類一覧

神事の詳細

祭りの時間帯
  • 午前
祭りの対象
  • 神社の祭神以外の神々(舟霊・山神・風神などの祭りなど)
  • 祖霊・英霊・その他諸々の神霊(慰霊祭・祖霊祭・祖霊社祭・忠魂碑・顕彰碑・供養碑や墓前の祭りなど、大祓・遥拝もこれに含む)
祭祀規程上の区分
  • その他の諸祭(特に規程による区分のされない祭りを含む
祭りの趣旨・由来
  • 歴史上の事件や人物に由来する祭り
祭りの規模 祭典奉仕の神職数
  • 1名
祭典奉仕の神職
以外の祭員数
  • なし
祭典の参列者数
  • 30名前後まで
祭礼行事の神職・
祭員以外の所役
  • 10名以上
神職以外の祭りの奉仕者
  • 総代(全員または代表・有志・選抜者)
  • 町内会・自治会の役員
神饌・供え物 品目
供え方
芸術・文芸・物品奉納供進等の行事
競技・演武等の行事
芸能
こもり・禁忌・禊祓・神占などについて
ヤマ・屋台・山車・ダ
ンジリ・舟・その他の
工作物(大きな人形な
どを含む)の設置・曳き
回しについて
呼称
形態
神輿(鳳輦を含む)と神輿渡御
行列・社参・参列 形態
一般の参列の可否
  • 氏子または崇敬者のみ参列・参加が可
その他の行事・所作

瀧神社の神事一覧

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