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若宮神社

ワカミヤジンジャ

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由緒

この神社は往古若宮大明神または若宮宮といったが、明治のはじめから若宮神社と称するようになった。第109代明正天皇の御代、将軍徳川家光公の寛永14(1637)に願主当村庄屋渡辺拾良左衛門によって勘請されたもので、御祭神は神武天皇である。江良村(現在の矢掛町江良)の氏神として尊崇し、殊に秋の例祭は厳粛に執行された。氏神明若宮大明神当番牒によると、元禄16年(1703)より祭典に奉仕した当番名、御供物、祭具等が記載され、当時から氏子中の者達が氏神明を中心に生活したことが伺われる。御社殿は、棟札によると宝永2年(1705)本願主当村庄屋渡辺茂輔渡貴によって本殿と拝殿を再建、また寛延3年(1750)本願主当村庄屋渡辺宗兵衛亮雄によって再々建され、現在の御本殿は天保13年(1842)本願主当村庄屋渡辺清左衛門正明によって四建立ちされたものである。屋敷は、延宝5年(1677)の御検地役人水谷左京亮の検地帳によると、『若宮屋敷 但し宮建有7畝7歩半除地』の扱いになり、またその58年前元和年間の御検地役人花房志摩守の検地にも除地扱いの旨記載されており、当時から既に若宮屋敷は免租地であった。なおその後享保13年(1728年)には矢掛村(現矢掛町矢掛)の住人中西愛右衛門という人が、氏神の境内が狭小である由を氏子の市右衛門が話したとの噂を聞き、幸い持ち合わせがあるからと山壱ケ所を寄進したことが古記録にある。境内には、安永元年(1780)に石鳥居、嘉永2年(1849)手水鉢、仝3年には石唐獅子を、また仝6年に東参道に石段・翌7年石灯篭一対を氏子中が奉献し、最近では昭和18年(1943)正面に石鳥居を奉献して、氏神としての尊厳がいっそう深くなった。さらに、昭和60年(1985)に神楽殿控所を篤志家が奉献した。若宮神社は、矢掛町江良の宮山の頂きに鎮座し、氏子は朝夕これを仰いで家業に励み、平和の歳月に恵まれて今日に至っている。

基本情報

神社コード 09093
神社名 若宮神社(ワカミヤジンジャ)
通称名 若宮さま
旧社格 村社
鎮座地 〒714-1226 小田郡矢掛町江良603
電話番号
FAX番号
駐車場 有 20台
御祭神 ジンムテンノウ
御神徳
主な祭典 1月1日:歳旦祭
10月第1日曜日:おはけ祭
11月第2日曜と翌日:秋祭り
宮司宅電話 0866-93-6283
URL
e-mail
特記事項 おはけたて神事
交通アクセス
井原線矢掛駅から西南へ4km 又は小田駅から東南へ3.5km
氏子地域
小田郡矢掛町(江良)

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