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戸島神社

トシマジンジャ

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由緒

 戸島は乙島の古名である。「備中誌」に戸島「名勝考」に「浅口郡乙島成ルベシ此處モ近キ頃ハ陸ヲ離レタリシ處ナリ」と見える。
臨海家有晨起望戸島人
 「天のはら明けて戸島を見渡せば渚さ静かに波ぞよせくる」
この歌は永承元年(1064)11月15日主基方備中国杢頭兼文章博士讃岐権介藤原朝臣家経の詠で大嘗会和歌集に記されている。
 創立年代は詳らかではないが、往古からこの地に鎮座していたと言い伝えられ、旧社名を養父母大明神と称した。明治4年戸島山鎮座の「養父母大明神」へ乙島八幡山鎮座の八幡宮を合祀の際、乙島の古名の戸島をとって戸島神社と改称し今日に至っている。
 約620年前の貞治元年に現在の小高地阿弥陀堂に来往した小幡大和守友義入道が、「養父母大明神」の社殿を造営し大剣、古鏡等の宝物を寄進している。

ギャラリー

  • 早朝の表参道石段
  • 乙島祭り3
  • 乙島祭り2
  • 乙島祭り
  • 乙島祭り
早朝の表参道石段

早朝の表参道石段

戸島神社・倉敷市

2017.04.07
タグ:冬,風景,鳥居

1月4日午前7時頃。凜とした空気が感じられる参道。

乙島祭り3

乙島祭り3

戸島神社・倉敷市

2017.04.07
タグ:祭,行事

だんじりを差し上げる担ぎ手。

乙島祭り2

乙島祭り2

戸島神社・倉敷市

2017.04.07
タグ:祭,行事

境内正面石段を下る鬼とだんじり。

乙島祭り

乙島祭り

戸島神社・倉敷市

2017.04.07
タグ:祭,行事

戸島とは、乙島の旧称。島であった戸島山麓の山裾にあった「養父母大明神」という祠がこの神社の始まりとされ、この祠が現在の場所に移され、社殿が建立されたのが今から約650年前です。そして明治4年、乙島八幡山の八幡宮を合祀し、「戸島神社」に改称されました。
松の木が生い茂る境内の一部は、公園になっており訪れる人々を癒します。
また秋には、700年の歴史を持ち、毎年数万人ものお客さんがやって来て、大変な賑わいをみせる「乙島祭り」が行われています。奴踊りや獅子舞の後、豪華絢爛な「お船」や、千載楽十数台がお宮入りする様は県下随一といわれています。この祭りは、平成4年、倉敷市重要無形民俗文化財に指定されています。

乙島祭り

乙島祭り

戸島神社・倉敷市

タグ:神事,祭

700年の伝統を誇る「乙島まつり」は、昭和43年から10月最終土・日曜と定められ、今日に至っている。日曜は午前5時境内に3合の御船、9合の千歳楽、やっこ、鬼、獅子等が集合し、神事の後、御輿を先頭に午前6時千歳楽は製作年次の古い順に担ぎあけられ乙島の町にむかって出発する。これを「お下り」という。
御神幸は古くから「東まわり」「西まわり」と隔年交代とし、その進行路、休息場所、行列の順序等もきまっており、約10時間余り乙島氏子中を巡幸する。
御還幸は「お宮入り」という。夕方の6時頃これからが祭りの最も華やかな時で、まず先頭をきって日本3体みこしの1つといわれる乙島の宝みこしが境内に上り次いで御船、千歳楽、やっこ、鬼、獅子等の順にお宮入をするのである。
暮れなずむ神社の森の中をぽんぼりの灯りに照らされた色とりどりの千歳楽が185段の石段を歌声、かけ声勇ましく左右に蛇行しながら上る様は誠に壮観である。境内では約3万余人の氏子たちが見守る中を千歳楽はそれぞれ練りながら、予め定められた場所に並ぶ。その中を「みこし」が練り、やっこ、獅子舞等も賑やかに奉納される。

基本情報

神社コード 05001
神社名 戸島神社(トシマジンジャ)
通称名
旧社格 郷社
鎮座地 〒713-8103 倉敷市玉島乙島1251
電話番号 086-522-3377
FAX番号 086-522-4169
駐車場 有 10台
御祭神 伊邪那岐命,伊邪那美命,天照皇大神,譽田別尊,玉依姫命,天兒屋命,太玉命,氣長足姫命,大雀命,足仲彦命
御神徳 学業成就, 安産, 家内安全, 殖産興業, 海上安全
主な祭典 4月最終土・日曜日:春季例大祭
10月最終土・日曜日:秋季例大祭
宮司宅電話
URL
e-mail
特記事項 秋季例大祭(乙島祭り)
戸島神社秋季例大祭は(乙島祭り)は約700年の歴史をもつといわれており、明治以前の御神幸は養父母大明神、八幡宮2社に別々に行われていた。
当時は乙島村の「志あげまつり」と呼ばれていた。
当日(日)は午前5時境内に3隻の御船、9台の千歳楽、やっこ、鬼、獅子等が参集し神事の後、御輿を先頭に午前6時製作年次の古い順に乙島の町に向かって出発する。これを「お下がり」という。約10時間余り乙島地区中を巡行する。御還幸を「お宮入り」という。まず先頭をきって日本三体みこしのひとつといわれる乙島の宝「御輿」が境内に上がり境内ところせましとかつぎ、ねりまわる。次いで、御船千歳楽、だんじり、やっこ、鬼、獅子等の順に「お宮入り」する。
暮れなずむ神社の森の中をぼんぼりの灯りに照らされた色とりどりの千歳楽が170段の石段を歌声、かけ声勇ましく左右に蛇行しながら上る様子は誠に壮観、他にたとうべきものがない。
交通アクセス
JR山陽本線新倉敷駅 住友重機行バス戸島公園前から徒歩15分
氏子地域
倉敷市(玉島1丁目 半分が戸島神社半分が羽黒神社、玉島2丁目 半分が羽黒神社、半分が戸島神社、玉島3丁目 3/4が戸島神社、1/4が羽黒神社、玉島乙島)

神事一覧

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