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北山神社

キタヤマジンジャ

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由緒

 本神社の創立年代は詳らかではないが古来三所権現と称し、創建は口碑や中世の記録によれば文治年間、紀伊の熊野本宮から勧請したものである。
 明治2年に北山三社宮と改称し、更に同10年に村社、北山神社と改めた。
 大正13年1月郷社に列格。和名類聚抄によると、美作古社112社のうち加茂郷の五の宮の1社である。本殿は元禄5年と昭和45年に、拝殿は大正11年にそれぞれ再建された。
 神社の鎮座する山王寺山の頂きには、高さ約20メートル、柱の直径約1、5メートルの大鳥居が、神社の森厳さを加へて聳え立ち、遠近の目印となっている。また、ここは法然上人生誕ゆかりの神社でもある。子宝に恵まれなかった時国、秦氏君夫妻が祈願を込めたと伝えられる頃は、神仏混淆の時代で、いわゆる高峰権現と善法寺が同居していたと思われる。神社には時国夫妻が奉納したと伝えられる掛仏、崇拝したと伝えられる木像が秘蔵されている。境内からは布目瓦が盛んに出る。瓦に繊維を入れて焼いたもので、絹を織った秦氏君と結びつけたくなる資料でもある。
 いま神社に立つと、間近に久米の押領使の役所の跡、漆間とゆかりの賀茂神社、そして遠くに岩間山がそびえている。時は流れ世相は変わるけれども、産土神は変わることなく、千古の歴史と、土地と人との因縁を深く包蔵し、静かに山王寺山の頂きに鎮座している。

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  • 大鳥居
大鳥居

大鳥居

北山神社・久米南町

タグ:風景,鳥居

神社の鎮座する山王寺山の頂きには、高さ約20メートル、柱の直径約1.5メートルの大鳥居が、神社の森厳さを加へて聳え立ち、遠近の目印となっている。
鳥居の手前はたばこ畑が広がり鳥居とのコントラストが美しい。

基本情報

神社コード 17061
神社名 北山神社(キタヤマジンジャ)
通称名
旧社格 郷社
鎮座地 〒709-3601 久米郡久米南町北庄3875
電話番号
FAX番号
駐車場 有 20台
御祭神 速玉男命,事解男命,伊弉諾命
御神徳
主な祭典 4月20日:春祭
8月1日:夏祭
10月第2日曜日:例祭
宮司宅電話 086-275-7055
URL
e-mail
特記事項
交通アクセス
JR津山線誕生寺駅から北西へ約2、5km
氏子地域
久米郡久米南町(北庄 宮畝、大井、高坊、森国、西之谷、行友、平尾、秋宗、富家、菊丸)

神事一覧

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