由緒

　当社は延宝５年（1677）の検地帳によれば、妙見宮となっている。創建日は不詳であるが、言い伝えによれば崇神天皇の御代、国内大飢饉により祈願祭が行われ、弘安４年（1281）の元寇襲来の時に、時の執権北条時宗が異国退散の祈願を行った由緒ある神社である。
　元禄５年（1692）社殿改修、正徳６年（1715）大鳥居建立、享保元年（1716）には灯籠寄進、現在の建物は明治１５年（1882）１月２２日に上棟・再建されたものである。この上棟の日をもって天津神社と改称された。昭和１７年（1942）３月神饌幣帛料供進神社に指定された。