創建年月日不詳。口碑によると、字古宮地内から現地に奉還したという。その頃高野山八百年忌があったという。大月氏所蔵の棟札に、「貞享元年八月奉造立八幡宮一宇云々」とあり、口碑と考え合せると、創建は貞享以前であろう。明治元年に日羽村庄屋への届書に、「向カイチ氏神八幡宮御崎大明神云云」とあるのは、当神社のことで、何時の頃からか、両神社を併斎して、併称したことが窺知せられる。