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素盞嗚男神社

スサノオジンジャ

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由緒

江戸時代、牛窓地方に疫病が流行した際、牛窓神社の境内に牛頭天王の祠を祀って悪疫退散を祈願した。これが疫神社の起こりで、のちにまた疫病に見舞われた紺浦では、牛窓神社境内から、この疫神社を現在地に移したと伝える。明治2年、素盞嗚神社と改称された。神社旧記には、「疫病流行、人命を失う者少なからず、依て此所に勧請し、衆人信仰ますます多し、紺浦氏神同様に崇尊し云々」と有りる。口碑によると疫病の大流行後、習慣として7年毎に疫病祓いの祈祷が行なわれた。先ず神前に草花を飾り、各家々では団子を作って白米と共に神前に供え、部落の老若男女が境内に参集して、太鼓を叩きながら呪文を唱え、白布を身体に巻き、大く長い注連縄を相互いに手繰りつつ合掌して、これを拝んだという。故にこれをお注連の舞いと称え、賑やかな神事であったと伝えられている。それ故、古老は今尚、御薬神様、疫神様、お注連様と称えている。本社は、牛窓神社、五香宮とともに古い由緒を有する神社で神功皇后が西国よりの御帰途、舟をこの浦に泊めさせられ、磯辺の岩に腰をお掛けになり、この宮に伝わる舞を御覧になられたと伝え、又一説には、彼の国より連れて来た童見に、舞を舞わせて、海路の無聊をなぐさめられたとも伝えている。そしてその特、腰を掛けさせられた岩を腰掛石と唱え遺蹟として今に保存せられ、その童見の舞を唐子踊り、唐子の舞いと称して、毎年秋季祭礼には神事としてこれを奉納している。

ギャラリー

  • 唐子踊
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唐子踊

唐子踊

素盞嗚男神社・瀬戸内市

2017.04.06
タグ:神事,祭

素盞嗚男神社において10月第4日曜日の秋祭りに神事として奉納される踊り。主役をつとめる「踊り子」は紺浦(コンウラ)に住む10才前後の男子2人で、太鼓、横笛と唄に合わせて踊り、衣装も踊りの動作も他に殆ど例を見ない独特のものである。(岡山県指定重要無形民族文化財)

唐子踊

唐子踊

素盞嗚神社・瀬戸内市

タグ:祭,行事

10月第4日曜日の秋祭りに神事として奉納される踊り。主役をつとめる「踊り子」は紺浦(コンウラ)に住む10才前後の男子2人で、太鼓、横笛と唄に合わせて踊り、衣装も踊りの動作も他に殆ど例を見ない独特のものである。踊り子は3~4年踊ると次の者と交代する。
由来については、神宮皇后起源説、朝鮮通信使起源説など諸説があるが、定説はなく、謎に包まれた異色の踊りである。(岡山県指定重要無形民族文化財)

基本情報

神社コード 08004
神社名 素盞嗚男神社(スサノオジンジャ)
通称名 疫神社
旧社格 村社
鎮座地 〒701-4302 瀬戸内市牛窓町牛窓4928
電話番号
FAX番号
駐車場 有 5台
御祭神 素盞嗚命
御神徳 諸疫退散
主な祭典 10月第4土曜日・日曜日:秋祭り
6月第2日曜日:夏祈祷
宮司宅電話 0869-34-5197
URL
e-mail
特記事項 岡山県重要無形文化財 唐子踊り 秋祭りの日曜日午後2時から
交通アクセス
牛窓町役場の西200m(紺浦交差点横)
氏子地域

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