天津神社
アマツジンジャ
由緒
当社の由緒等は不明であるが、創建は古老の口碑によると応永18年(1411)である。
当初、少彦名命を祀り、後に昔から伊部、浦伊部は菅原氏の荘園であった関係により菅原道真公を配祀した。
社殿は当初、浦伊部宮前に建立されていたが、伊部に疫病が流行した時、当時の伊部村名主に神託があり、天正7年(1570)、現今の地に遷座すると疫病は平癒した。
伊部村民は氏神と崇敬し病気平癒、学問の神、産業陶器の神として神徳あらたかとなっている。
少彦名命(すくなひこなのみこと)は神産日神の御子であり、「日本書記」に大己貴命と力を合わせて国造りをされた神様で「病気を治す方法と災いを祓うまじないの方法を定めた」とあり、医薬の神様、病気平癒の神様である。
菅原道真公(すがわらみちざねこう)は学問の神様で昌泰2年(899)左大臣となり、後に九州に西下される。その途中腰掛けて休憩されたのが、履掛天神宮(伊部西に鎮座)にある履掛石である。
延喜3年(903)菅原道真公没後、天下に雷雨が続き、これは菅原道真公の霊のなすところと延喜9年(909)天神様として祀られ、学問に秀でているところから学問の神と仰がれた。
氏子の中に備前焼関係者も多く、境内には様々な備前焼が配されている。
基本情報
神社コード | 07124 |
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神社名 | 天津神社(アマツジンジャ) |
通称名 | いんべ天神東宮 |
旧社格 | 村社 |
鎮座地 | 〒705-0024 備前市伊部629 |
電話番号 | |
FAX番号 | |
駐車場 | 有 5台 |
御祭神 | 少彦名命,菅原道真,天太玉命,大巳貴命 |
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御神徳 | 学業成就, 病気平癒, 陶業繁栄 |
主な祭典 | 10月第4日曜日と前日:大祭・ご神幸祭 4月15日:祈年祭 11月23日:新嘗祭 |
宮司宅電話 | 0869-64-2738 |
URL | |
特記事項 | 備前焼の里の氏神様として知られている 神門・随身門の屋根瓦は備前焼製 参道脇に備前焼窯元作家らの奉納品多数 |
- 交通アクセス
- R2伊部東より西入る JR赤穂線 伊部 徒歩7分
- 氏子地域
- 備前市(伊部)