本神社は本国総社神明帳および山本氏本に記載の、備前国式内外古社一二八社の一で、十二社権現・楢村布勢明神と尊称せられた。創建年月日は不詳であるが、もとの矢原城主楢村氏が守護神として奉祀し、落城とともに楢村一家が熊谷神行寺の現在地に奉遷したと伝えられている。延宝六年三月再建。楢村布勢神社と改称した。昭和十四年十月本殿・幣殿・拝殿を改築した。