岡山の神社を探す

錦織神社

ニシコリジンジャ

プリント用PDF

由緒

 当社は、秦氏の祖霊社として、欽明天皇の御代、錦織古宮跡に建立されたのが創始で、その後、崇道天皇を始め素盞嗚尊を併せ祀っていたが、寛文7年、領主森長継公の臣、喜代須源右衛門が主命に依り、現在の地に奉遷した。
 明治6年  村社に列格
 明治11年 21社を合祀
 明治40年 神饌幣帛料供進神社に指定
 大正13年 郷社に列格
 秦氏は、秦の始皇帝の末裔であり、来朝帰化して、世々この地に住んで養蚕・機織・裁縫等の技術を伝へ、絹織物の一部は必ず朝廷に献上する等、朝廷の信望も厚かった。当社の近くに、絹屋敷・倉番・仕官谷等、往時を偲ぶ遺跡があり、そこで錦を織ったことから、錦織の地名が発生した。
 往昔、此の地に赤痢疫痢等悪病発生した時、当社に祈願すれば直ちに治癒すると言う故事がある。この事実が近隣に伝わると、入氏子として近隣近在から当社の氏子となる者、その数2千有余人に達した。故に、錦織神社は疫病除の神様として崇敬を集める。

ギャラリー

  • 祷屋講
祷屋講

祷屋講

錦織神社・美咲町

タグ:神事

祷受人は輪番制(11家)で毎年定められた順序で交代する。祷屋講の当日、神事 が行われ、次の祷受人の補佐としての副精進(ソエショウジン)をくじ引きで決め、 上座に現在と次の祷受人、その横に各々の副精進が座り、その他の講人は適宜に座に つき直会(なおらい)が始まる。
直会は黒い漆塗りの大椀2個に酒を満たし、2人の祷受人が各々一口飲み、その後 左右に廻し、空になるまで続ける。
直会が終わると。次の祷受人が「御神殿」を肩に担ぎ、副精進が赤い幟を持って次 の祷受人の家まで先導する。(その際、後を振り返ってはいけない)祷受人の家に着 くと、庭に木で新しく造った社に「御神殿」を納め幟を立てる。

基本情報

神社コード 17019
神社名 錦織神社(ニシコリジンジャ)
通称名
旧社格 郷社
鎮座地 〒709-3701 久米郡美咲町錦織1431
電話番号
FAX番号
駐車場
御祭神 素盞嗚尊
御神徳 疫病除け
主な祭典 4月11日:お田植祭
7月14日:夏祭
10月11日:秋季大祭
宮司宅電話 0868-66-1235
URL
e-mail
特記事項 300年の歴史を誇る祷屋講(トヲヤコウ)があり、その祭礼神事は往時を偲ぶ稀祭である。
交通アクセス
JR津山線佐良山駅から西へ2km
氏子地域
久米郡美咲町(錦織)

神事一覧

PageTop