創建は養老２年３月２０日。むかし吉備津彦命が備中一円を御平定のみぎり、この引野の地に留まり、周辺一帯の賊を平定せられた。平定後従者３３名を鎮護のためこの地に留められた。後、命は薨去し給い、吉備真金中山の里に葬り、吉備津神社として奉祀したが、従者３３名は交代して神主となり、その後も代々引続き祭事を執行してきた。引野の地からは、吉備津神社本宮が、丑寅の方位に当たっているので、この引野の社を艮神社と命名したという。