鴨神社
カモジンジャ
由緒
鴨神社は今から千百六十年程遡った平安朝の初期、仁明天皇の御世承和三年に京都賀茂明神の分霊を奉祀し創建され「加茂大明神」「加茂宮」と称されていた。
明治二十年太政官布告により鴨神社と改称された。源頼政公から五代目の孫で鴨山城主細川下野守通董公の頃から代々鴨山城主の祈願社となり、殊に旧鴨方藩主池田信濃守の崇敬厚く、年々初穂料を献納されたことが池田光政公累代家譜にも書き残されている。社殿は荘厳華麗であったが数度の炎上に遭い現在の幣殿・拝殿は明治四十五年の再建で、本殿は昭和十八年十月に再建されている。
また「鴨方には過ぎたるものが三つある、拙斎、索我、宮の石橋」と昔から伝わる里謡がある。その鴨方三奇の一つが鴨神社の随身門下にある板状の石六枚を反らせて整えた太鼓橋が宮の石橋である。拙斎(西山拙斎)は鴨方に生まれ江戸時代中期に活躍した岡山を代表する儒学者である。索我(田中索我)も鴨方に生まれ江戸時代中期に活躍した岡山を代表する画家で、同郷の拙斎、索我は殊に親しく「索我描けば拙斎賛す」という仲であった。鴨神社近くに拙斎、索我の墓が建てられている。
また鴨神社のすぐ下に平成十八年に「日本の歴史公園100選」に選ばれた「かもがた町屋公園」もある。
基本情報
神社コード | 05075 |
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神社名 | 鴨神社(カモジンジャ) |
通称名 | |
旧社格 | 村社 |
鎮座地 | 〒719-0243 岡山県浅口市鴨方町鴨方330 |
電話番号 | |
FAX番号 | |
駐車場 | 有 10台 |
御祭神 | 鴨別命,天津彦炎瓊々杵命,大己貴命,神日本磐余彦命,天鈿女命,下照姫命,媛踏鞆五十鈴媛命 |
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御神徳 | 厄災消除, 交通安全, 家内安全 |
主な祭典 | 5月中旬:葵祭 10月中旬:秋季例大祭 |
宮司宅電話 | |
URL | |
特記事項 |
- 交通アクセス
- かもがた町屋公園すぐ上
- 氏子地域
- 浅口市(鴨方町鴨方、鴨方町鴨方)
神事一覧
真榊と千歳楽 | 祭礼日時:10月体育の日の前々日と前日10時 | 文化財指定: 無 | 神事詳細 |